たこ焼き ~真蛸のソテーと煮汁のクレープ 紫マスタード添え~




皆様こんばんは。こんにちは。おはようございます。いってらっしゃい。

本日は蛸を使った一皿をご紹介します。
料理タイトルは『たこ焼き』ですが決して丸いアレではなく、
アレの味のイメージをフランス料理で表現してみた感じのアレです。

馴染みのある料理を再構築して
フランス料理に仕立てるというのは
インパクトもあり、喜んでいただけることが多いですね。

他にも酢豚やホイコーロー、フィッシュ&チップスなどなど・・・

毎月色々な国の料理を再構築し、メニューに取り入れています。

では前置きが長すぎるのもアレなので早速アレしていきます。

目次

たこ焼きの材料

【煮ダコ】

  • 1匹   生の真蛸(無ければ茹ででも可)
  • 適量   セロリの葉等の香味野菜、粒黒胡椒、にんにく

【タコの煮汁のクレープ】

  • 250g   薄力粉
  • 500ml  煮詰めた蛸の煮汁
  • 40g    焦がしバター
  • 180g   全卵
  • 適量     塩
  • 2束     シブレット

【ソースマヨネーズ】

  • 1個     卵黄
  • 15g    ディジョンマスタード
  • 10g    シェリーヴィネガー
  • 2つまみ   塩
  • 150g~  サラダ油

【仕上げ用】

  • 紫マスタード
  • デュカ
  • エスペレット唐辛子

煮ダコを仕込む

塩でぬめりをとったタコをしっかりと浸るぐらいのお湯にいれて、
香味野菜や胡椒も加えて極弱火で柔らかくなるまで煮ていく。

茹でダコを使う場合はぬめり取りは必要ないので
そのまま煮込む。

柔らかくなったら煮汁ごと冷ます。

冷めたら一旦蛸は取り出しておいて、
煮汁をシノワで濾して500mlになるまで煮詰めて急冷する。

タコの煮汁のクレープを仕込む

薄力粉と塩をボウルに入れ、
溶いた卵と煮汁を加えてダマが残らないように
しっかりと混ぜたら冷蔵庫で3時間以上寝かせる。

焼く直前に焦がしバターと刻んだシブレットを加える。

焦がしバターは必ず粗熱を取ってから加える。
(冷えて固まってしまっては駄目なので、
あくまでも粗熱をとるだけ。)

テフロン加工されたフライパンでクレープを厚め(2mm程)に焼く。

片面にいい具合に焼き色がついたら
ひっくり返して、反対側は数秒だけ焼けばOK。

適当な大きさにカットしたタコをフライパンでソテーする。
しっかりと高温のフライパンで焼き色を付けてあげた方が
タコの香りが出て美味しい。

タコをお好みの大きさにカットしたクレープで包む。

紫マスタードとソースマヨネーズを添え、
お好みでデュカとエスペレット唐辛子を散らせば完成。

ソースマヨネーズの作り方

ソースマヨネーズの作り方は下のリンクを参照。

↓    ↓    ↓    ↓

フランス料理の簡単なソース

 

終わりに

この料理は予め用意さえしておけば
組み立ての工程自体は楽なので使いやすいと思います。

使う食材は完全に西洋ですが
味わいはお馴染みのあのたこ焼きを連想させてくれる、
親しみやすい味なのでバールやビストロなど、
カジュアルなお店の一品としてもおすすめです。

真蛸は値段がそれなりにするので
イカを使って『イカ焼き』でもいいかもしれませんね。

紫マスタードの味がお好み焼きソースを思わせてくれる味なので、
馴染みがない食材かと思いますがこれは必ず用意しましょう。
是非一度お試しください。

それでは本日もお読みいただきありがとうございました。
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