オブラートを使ったクリスピーシートの作り方



皆様こんにちは、こんばんは。
新幹線のグリーンシートを予約したとき、飛行機のビジネスクラスを予約したとき、なんか自分も大人になったなあと感じますね。

さて本日は、
『オブラートを使ったクリスピーシートの作り方』
をご紹介します。

オブラートはじゃがいもデンプンから作られた薄い食用のシートのことで、粉薬などを包んで飲みやすくするのに使われます。
現代っ子は知らないかもしれませんが、ボンタンアメというお菓子にも使われていましたね。

ちなみにこれは余談ですが、日本ではオブラートというと上記のようなじゃがいもデンプンから作られた薄いシート状のものを指すのですが、本来はウェハースに似たせんべいのようなものを指していたようです。

さて本題に戻ります。
今回はそんなオブラートを使って比較的シンプルに、油で揚げたスナックを作ります。

一時期透明なポテトチップスという料理が流行りましたが、あれもじゃがいものデンプンを抽出して乾燥させ、油で揚げたものなので、今回作るものと似たようなニュアンスになりますね。

ただ透明なポテトチップスは少々食感が物足りなく、口に張り付いたりしてしまうので、今回はそのあたりを解決できるような作り方にしてみました。
ぜひ参考にして作ってみてください。

では始めていきましょう。

オブラートを使ったクリスピーシートの作り方

①今回オブラートは円形のものを使用。
形状は好きなもので構わないが、円形のものの方が作りやすい。

②オブラートを6~7枚ぐらいを重ねて手に取り、霧吹きなどで両面にまんべんなく水を吹きかける。

③表面に水滴が残っていると揚げる際に危険なので、手でしっかり水分を馴染ませる。
水分がオブラート全体に綺麗に行きわたっていないとうまく揚がらないので注意する。

④大体10秒ぐらい馴染ませて表面の水滴がなくなり、全体に水分が綺麗にまわったら200℃の油で揚げる。
水を馴染ませるのに時間をかけすぎるとオブラートが溶けてしまうので手早く行う。

⑤泡が出なくなり、カリッと上がったら引き上げる。
熱いうちに塩を振る。

⑥お好きなトッピングなどをして完成。ウマー。
今回はオレンジピールとパプリカパウダー、ソースマヨネーズなどを使用。

断面はこんな感じ。
水分がうまくまわっていないと綺麗に膨らまない。

おわりに

今回は時々登場する、需要が全くわからないけどとりあえず紹介してみたシリーズでしたが、いかがだったでしょうか。

作り方は非常にシンプルで簡単そうですが、意外と水分量をコントロールするのが難しいので、何度かやってみて感覚をつかんでいただけたらと思います。
また、一気に複数個作ろうとするとだんだんオブラートが溶けてきてパニックになること間違いなしなので、確実に1つずつやりましょう。(経験談)

ちなみに味はほぼありません。
人によっては醤油スプレーで味付けしたり、海老の粉末を振ったり、間に海苔などを挟んだりして味付けするようですね。
色々アレンジできるアイテムだと思いますので、ぜひお試しください。

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