皆様こんにちは、こんばんは。
カレーの付け合わせにらっきょうを食べるのではなく、らっきょうを食べるためにカレーを食べているって話しただけで引くのやめてもらえませんかね。
さて本日は、
『2種類の自家製バジルオイルの作り方』
をご紹介します。
バジルオイルをはじめとする自家製のハーブオイルは、多くのレストランで使われており、様々な料理の香りのアクセントに使うことで料理のグレードを大きく上げてくれます。
今回はそんな自家製のハーブオイルの中でも、使いやすいバジルオイルを用途に合わせて2種類ご紹介させていただきます。
それぞれどのようなものかを簡単に説明させていただくと、
まず1つめはバジルを低温のオイルの中で加熱して香りを移す方法です。
こちらは穏やかな香りで色もあまり出ないので温製のヴィネグレットなどのベースに使ったりします。
また、加熱の際に他のハーブやスパイスと合わせて作ることができるので、応用が効きやすいというメリットもあります。
2つめはバジルとオイルをミキサーにかけて、その後分離させて鮮やかなグリーンのオイルを作るやり方です。
こちらはフレッシュな香りと色味が特徴なので、料理の仕上げにたらして見た目にも美しく美味しいお皿を作るのに役立ちます。
それぞれ向き不向きはありますので、用途によって作り分けていただければと思います。
では始めていきましょう。
加熱によって香りを抽出するバジルオイルの作り方
①バジルの葉30gに対してお好みのオイル150gと粒黒胡椒10粒を鍋に入れて弱火にかけ、60℃ぐらいまで温める。
黒胡椒は無くてもいいが、入れたほうがバジルの香りのスパイシーな部分が強調されてより美味しくなる。
使用するオイルはなるべく酸化しにくいものを選びましょう。
今回はピュアオリーブオイルを使用していますが、バジルの純粋な香りが欲しければ太白胡麻油やこめ油など余計な香りのない油を選ぶといいでしょう。
②オイルの温度があがったらそのまま半日から1日、温かいところ(理想は50℃前後)に置いておく。
もし家庭で温かいところが無ければ時々火にかけて50℃ぐらいまで温度を上げて、そのまま放置してを何回か繰り返せば香りは出る。
③シノワ(又は目の細かいザル)で濾す。
濾す際はバジルの葉を押しつぶさずに自然に落とすと、余分な水分が出にくいので保存性が良くなる。
④完成。密閉容器やディスペンサーに移して常温で約2週間ほど保存可能。
鮮やかな色のバジルオイルの作り方
10秒ぐらいさっと茹でたら氷水に落として急冷して色止めする。
②バジルが冷えたらしっかり水を切り、さらにペーパーを使って絞り出来るだけ余分な水分を残さないようにする。
③バジルを計量し、同量の太白胡麻油を計量しておく。
また、油は太白胡麻油以外でもこめ油や菜種油など酸化しにくくて余計な香りの少ないものならなんでも良い。
ただこのバジルオイルは冷蔵保存を想定しているので、凝固しやすいオリーブオイルはあまりおすすめしない。
④バジルと太白胡麻油をミキサーにかけて滑らかなペースト状にする。
⑤ポットにザルなどをセットし、リードペーパーをかませてバジルのペーストを流す。
⑥リードペーパーで包んで重石をのせ、そのまま丸1日ぐらい置いて自然にオイルを落とす。
⑦最後にオイルから余分な水分を分離させる。
使い捨ての絞り袋や細めのポリ袋などに入れて20分ほど吊るし、下に水分が溜まったら先端を少し切って水分だけを捨てる。
⑧綺麗な容器に残ったオイルを注いで完成。冷蔵庫で10日ほど保存可能。
おわりに
今回は2種類のバジルオイルを紹介させていただきましたが、バジル以外にも色々なハーブで応用できる技術ですので、ぜひ参考にしてみてください。
加熱して香りを出す方法はタイムやローズマリー、セージなどの加熱によって香りの飛びにくいハーブに加えてニンニクや鷹の爪、その他スパイス類も加えることができるので応用の幅は広いですね。
一方非加熱で作る方は少々応用の幅は狭まりますが、バジル以外にもディルやパセリ、大葉などを使って色どりにも使える鮮やかなオイルを作ることができるのが魅力ですね。
それぞれ必要に応じて使い分けていただければと思います。
また、他にも料理のアクセントに使えるようなちょっとマイナー系のレシピも色々紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。↓
それでは本日もお読みいただきありがとうございました。
Twitterで更新情報&お店で出している料理写真などなどを発信しておりますので是非フォローしてください。
宜しくお願い致します。
↓ ↓ ↓
Follow @laudelacuisine
こちらも是非ご覧ください。
【フランス料理のソースの盛り付け方】
◆人気記事◆
・美味しいカヌレ完全ガイド
・プロの為のフォン・ド・ヴォライユ講座
・なぜシェフなのに副業をするのか
コメントを残す