皆様こんにちは、こんばんは。
世間一般では5月病というものがありますが、料理人に限っては12月の忙しさを恐れて11月病にかかる傾向があります。
さて本日は、
『シトロンコンフィのレシピ』
をご紹介します。
シトロンコンフィとは、もともとモロッコ料理で使われるレモンの塩漬けの事ですが、他にもいろいろな作り方があります。
塩漬けにして長時間発酵させたものやシロップで煮込んだもの、そしてビネガーとオイルに漬け込んだものなど無数のレシピが存在します。
今回はシンプルにシロップで煮込み、ペースト状のシトロンコンフィを作ります。
他に風味付けの食材も加えないので様々な料理やお菓子に使用していただけると思います。
では早速始めていきましょう。
シトロンコンフィのレシピ
- 適量 無農薬レモン
- 20% グラニュー糖
※輸入物のレモンは防カビ剤などが塗布されていることが多いので、国産の無農薬、ノーワックスのレモンを使うのが望ましい。
作り方
①無農薬レモンを丸ごとたっぷりのお湯で3回茹でこぼす。

②引き上げてそのまま冷ます。

③適当にスライスして種を取り除く。

④レモンの重さを量り、総量の20%のグラニュー糖と一緒に真空パックする。

⑤90℃のウォーターバスで3時間ほど加熱する。
レモンの皮が指で簡単に潰せるぐらいの固さになればOK。

⑥粗熱を取ってから冷蔵庫で一晩寝かせ、フードプロセッサーでペースト状にしたら完成。

ちなみに手前がシロップをすべて加えずに作った固めのもの、奥の方がシロップを全て加えた柔らかめの状態。
冷蔵庫で1か月ほど保存できるが、長期間使用しない場合は冷凍しておくと良い。
ウォーターバスが無い場合は、茹でこぼしてスライスしたレモンと20%のグラニュー糖、そして全体がギリギリ浸るぐらいの水を一緒に鍋に入れて弱火でコトコト煮込む。
その後は同じように粗熱を取ってから一晩冷蔵庫で寝かせ、フードプロセッサーにかけたらOK。
おわりに
今回のシトロンコンフィのようなコンディマン(調味料)系のレシピはいろいろ覚えておくと料理に幅が出ますね。
特にシトロンコンフィはお肉、魚、そしてデザートなどジャンルを問わずに使用でき、料理に酸味や甘み、苦みなどを加えてくれるので料理をワンランク上のクオリティにしてくれます。
今回はシンプルにレモンと砂糖だけで作りましたが、例えば生姜を加えたり他にもカルダモンやハラペーニョなどの香辛料と合わせても面白いですね。
ぜひお好みの味で作ってみてください。
また、以前に黄柚子を使ったピュレの作り方も紹介していますので、冬場はこちらの方もお試しください。↓
それでは本日もお読みいただきありがとうございました。
Twitterで更新情報&お店で出している料理写真などなどを発信しておりますので是非フォローしてください。
宜しくお願い致します。
↓ ↓ ↓
Follow @laudelacuisine
こちらも是非ご覧ください。
【フランス料理のソースの盛り付け方】
◆人気記事◆
・美味しいカヌレ完全ガイド
・プロの為のフォン・ド・ヴォライユ講座
・なぜシェフなのに副業をするのか
コメントを残す