ポテトフレークを使ったチュイルのレシピと作り方

皆様こんにちは、こんばんは。

今日は、
『ポテトフレークを使ったチュイルのレシピと作り方』
をご紹介します。

ポテトフレークは火入れされたジャガイモを乾燥させたもので、お湯で戻すと簡単にマッシュポテトが作れる、といった便利なものですね。
ただ、どうしてもジャガイモの香りや粘りがでないのでレストランではあまり使われないと思います。

しかしながら使い方さえ工夫すればとても便利なもので、例えば具沢山のコロッケやメンチカツなどの繋ぎに使ったり、ビーツや蕪など濃度が出にくいピュレに少し加えて重たいピュレに仕立てたりすることもできます。

そして今回作るチュイルですが、こちらは元々ボイルしたジャガイモで作っていたのですが、どうしてもジャガイモにも個体差があって状態が変わりがちになってしまうのと、単純に火入れが大変だという点からポテトフレークで代用したところほぼ味の差も無く簡単に作ることができました。

チュイル型さえあれば誰でも簡単に作れると思いますので、ぜひお試し下さい。

では始めていきましょう。

目次

ポテトフレークを使ったチュイルのレシピ

  • 20g  ポテトフレーク
  • 100g 水
  • 25g  バター
  • 60g  コーンスターチ
  • 30g  卵白
  • 10g  薄力粉
  • 1g   塩

※普通のジャガイモで作る場合はポテトフレークと水の代わりに120gのボイルしたジャガイモを使用する。

※お好みでビーツパウダーなどを加えて色を付けたり、海老のパウダーやコライユなどを加えて作っても美味しい。

作り方

①ボウルにポテトフレークを入れ、沸騰させた水にバターを加えた液体を注いでマッシュポテトを作る。
できたマッシュポテトは乾かないようにラップをして粗熱をとっておく。

②残りの材料と合わせて滑らかになるまでブレンダーにかける。
ブレンダーが無い場合はホイッパーを使って手で混ぜる。

③チュイル型に擦り込み、余分な生地はカードやパレットナイフを使って綺麗に落としておく。

※チュイル型はシリコマート社のコローナを使用。

④170℃のオーブンで8分ほど焼いて、型から外す。

⑥完成。冷まして乾燥剤入りのタッパーで保存する。

チュイルが割れてしまうときは

今回使用の型だと焼成後に問題なく外すことができましたが、もっと複雑な形だったり、細いチュイル型だと外すときに割れてしまうことがあります。

その際は一気に焼き切らずに、一旦生地が固まった時点で型から外して、その後高めの温度で焼き色をつける、という方法をとることで少しやりやすくなるかと思います。

↑120℃で6分ほど焼いた状態。
まだ生地がカリカリになっていないので割れずに型から外しやすいです。

そして次は180℃で、香ばしく色が付くまで再度オーブンで焼いて完成です。

型に入れたまま最後まで焼き切るよりも、この方法で焼いた方が割れにくいので、チュイルが割れまくって仕方がねえ!という方はぜひこちらの焼成方法をお試しください。

おわりに

さて久しぶりの更新となりましたが、いかがでしたか?
このブログでは様々なチュイルを紹介してきましたが、このレシピは特にコツも必要なくポテトフレークがあれば誰でも作ることができ、味も大きな特徴が無いのでなかなか汎用性の高いレシピなんじゃないかなと思います。

チュイルや飾り用のパーツは今でも日々色々考えて試作しているので、また新しくできたらご紹介します。
次はまた1年後に更新、とかにならないように気を付けます。(反省)

チュイル系をお探しの方はぜひ以下の記事もご覧ください。↓

玉葱のチュイルのレシピ【アミューズ、フィンガーフード用】

26/09/2019

お米のチップスのレシピ【アミューズ・フィンガーフード用】

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それでは本日もお読みいただきありがとうございました。
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