若いうちからある程度将来設計はしておくべきというお話



皆様こんにちは、こんばんは。
煽り耐性0の私は『贅沢なめんつゆ』という商品が『なめんな』に見えて一人イラついたりしています。

本日は、
『若いうちからある程度将来設計はしておくべき』
というテーマでお話しさせていただこうと思います。

先日にこういった内容のツイートをしました。↓

料理人を含む飲食業界は離職率が非常に高く、特に30歳前後で見切りをつけて転職する、というパターンが多いように感じます。

私の周りにも料理人、サービスマン、パティシエとジャンルを問わず30歳前後で飲食業を辞めた方が多くいます。

その主な理由を聞いたところ、

労働時間、給与に対する不満が大きかった。 
将来に不安を感じた。
という感じの事が多かったです。

『絶対にミシュランで星をとる!』
とか
『自分の理想のレストランを作る!』
とかの確固たる目標があればきっと将来の不安も吹き飛ばすほど努力して進んでいけるのかもしれませんが、何となく始めて何となくそれなりにできるようになったからなんとなく続けて… という形で料理人をやっていると先がなかなか見えず、どうしても不安になってしまいます。

私もどちらかというと何となく始めてなんとなく続けてしまった人間なので、その経験から
『なぜ若いうちから将来設計をしておけばよかったと感じたのか?』
そして
『将来設計できるほどまだ何も考えられていないという場合はどうすればいいのか?』
ということについて解説していきます。

学生の方や若い料理人の方、そして将来に対しての迷いが生じ始めている方たちのお役に少しでも立てれば幸いです。

では始めていきましょう。

なぜ若いうちからの将来設計が大事なのか?

この問いに対しての結論は、
【漠然と料理人を続けているだけでは豊かになれず消耗していくばかりになるから】
です。

これはどの仕事でもそうだと思うのですが、なかでも料理人を含む飲食業はその傾向が強いのではないかと思います。

これは賛否があるかもしれませんが、私は雇われの料理人が豊かになるのは非常に難しいと考えています。

もちろん料理を作るのが大好きで、死ぬまで現場で料理を作り続けていればそれで幸せだ!という方もいらっしゃると思いますし、その価値観を否定するつもりは毛頭ありません。

ただ私は料理人という仕事を生きがいではなく、あくまでも職業のひとつとしてとらえています。

以前どこかの記事でも書きましたが、
『私は仕事として料理を作っているので、それで豊かになれないのなら違う仕事を選択する。』
という考えで働いています。

上記のツイートでも言っている通り、一部のホテルや大企業を除くと雇われの料理人の給料はすぐに天井が見えてしまいます。

おそらく30歳辺りで総支給が月30~40万円ほどが限界ではないでしょうか。

飲食店は利益率が非常に低いため、これは仕方がないことかもしれませんが、30歳あたりになると周りの友人たちの給料もどんどん上がってきて、それと比較すると何とも言えない気持ちになってしまいます。
きっと同じように思っている料理人の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

『毎日朝から晩まで働いて休みは週1回、こんなに働いているのにこれだけしかもらえないのか…』

という考えが頭を巡るのは当然といえば当然でしょう。

それでもまだ30~40歳ぐらいまでは体力もありますし、この給料でも普通に生活はできます。

ただその先のことを考えたとき、死ぬまでその環境にいることに耐えれるほど料理が好きではないと、きっと心が折れてしまうでしょう。

年を重ねて転職も難しくなってきて、料理の腕を磨いてもそれに比例して給料も上がっていかない、そんな状況になってからでは環境を変えるのが非常に困難になってしまいます。

そうなる前に30歳ぐらいまでに、

自分が最終的にやりたいことは何なのか?
そしてそこに向かうためには今何をするべきなのか?
ということを少しずつでも考えていくことが大事なのかなと思っています。

具体的に何から始めたらいいのか?

さて将来設計が大事だ!と言われても、
『まだそんなに先の事はわからない…』
『今は料理が好きなだけだから料理に集中したい…』
と思われる方もいるでしょう。

そんな方はとりあえず本当にざっくりでいいので、ぼんやりいつかこんなことができたらいいなあ…ぐらいで考えておけば大丈夫です。

そしてまずは、目の前にある仕事、自分がいま学びたいと思っていることを全力でやりましょう。

技術が身について、いま働いているお店でのポジションが上がったり、環境が変われば見える景色も考え方も少しずつ変わってきます。

そうして環境が変わったらまた、月1回でもいいのでぼんやりと将来やってみたいことなどを考えてみましょう。

これの繰り返しを習慣づけておくと、自分の力量と将来の目標とのギャップが少しずつ小さくなっていき、より現実的な目標を立てることができるようになると思います。

将来設計は成長速度にも影響する

ただただ漠然と仕事をするのではなく、将来設計をしっかりして目標を定めておくと、成長速度、モチベーションは段違いにあがります。

しっかり目標を立てているということは、自分に必要なものがなんとなくでもわかっているということなので、それに向かって努力しやすくなります。

そういった意味でも私は将来設計は大事だと考えています。

ただ、若いうちは、
『ミシュランの星をとる!』
とか
『レストランを経営する!』
とかの大きい目標だけでは、どうしても現実味を感じなくなってしまい、モチベーションが落ちてしまいがちです。

なので、目標は
【将来の事】

【目の前の事】
の2つ持っておきましょう。

【目の前の事】は本当にいま自分がやりたいことや勉強したいことなどなんでもいいです。

魚がさばけるようになりたい、肉をうまく焼けるようになりたい、ポップアップレストランをやってみたい、などなど…
短期集中で達成できそうなものが理想ですね。

これぐらい現実的な目標が目の前にあると比較的モチベーションが保ちやすいですし、それに向かって努力もしやすいです。

そしてその目標が達成出来たら、少しずつ難易度を上げて小さい目標をいくつも乗り越えていきましょう。

あとはこれの繰り返しです。
目の前の目標を乗り越えることでモチベーションを保ち、技術や経験を得て、月1回でもいいので時々将来設計を見直して、自分が進むべき道をしっかり確かめる。

そうすることで歳をとってから急に危機感を覚えて焦るような事態は避けることができるのではないでしょうか。

おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございます。
久しぶりに字ばっかり書いて疲れました。

今回は将来設計が大事だ、というお話をさせて頂きましたが、これは私の経験上こう思った、というお話なので違う意見をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、学生の方や若手の方が将来について考えるきっかけに少しでもなればと思います。

また他にも料理人という仕事についての記事を書いているので、ご興味があればぜひ合わせてご覧ください。↓

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10/10/2019

料理人の給料、お金の話【料理専門学校生に伝えたい料理人の未来】

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