現代フレンチのシェフを志す方におすすめの料理本



皆様こんにちは、こんばんは。
1月11日ですね。
①が三つ並んでいるこの日を今年から
『持つところだけ折れたポッキーの日』
と呼ぶことにしました。
広めてもらっても構いません。(鼻ホジ)

さて本日は、
現役フレンチシェフの私が
実際に買ってよかったなと思った料理本をご紹介します。

私は毎月のようにAmazonで大量に本を買うのですが、
その中でもかなりおすすめのものだけを選びました。

いずれも現代的なセンスと技術が、
詳しいレシピと共にのっていますので
現役フレンチをされている方には必ず楽しんで頂けると思います。

では早速始めていきましょう。

目次

SAUCE フランス料理の新しいソース

半年前(2019年1月現在)ぐらいに買った比較的新しいソースの本で、
オマージュやラ・シームなど有名レストランのシェフが、
現代的な新しい発想のソースをレシピから作り方まで細かく載せてくれています。

実際に私が食べに行ったお店もありますし、
その食べに行ったときに出てきた料理が載っていたりと
本当にお店で出しているレシピが学べるのは本当に大きいですね。

さらにソースもカテゴリーごとに分けられていて、
野菜のソース、魚介のソースや肉のソースなどなど
とても調べやすくまとめられています。

現代的なフレンチのソースを学ぶにはこの本がベストだと思いました。

ただ明らかにプロ向けの本なので、
気軽に家庭料理を作りたい!
という方にはあまり参考にならないと思います。ご注意を。

火入れの探求~アミューズからデザートまでの現代フランス料理の最新加熱テクニック~

アミューズ、前菜、お魚、お肉、さらにはデザートまで
あらゆる料理の火入れについてを、
様々な有名シェフたちがわかりやすく解説しています。

温度、時間、その火入れに対しての意図も全て表記されているので
この一冊で火入れに対する理解がかなり深まると思います。

いかに食材の水分を保つか…
火入れと同時に香りをつける…
電子レンジや圧力鍋を使って合理的に進める…
など、
シェフそれぞれの考えまで読み取れるのが非常に興味深かったです。

新しいレシピを考える参考にもなると思いますので、
料理人の方は是非読んでみてください。

あ、ちなみにこれもやはりプロ向けです。
ただ中にはご家庭でも役に立つ情報が載っていますので
普段複雑な料理を作ってらっしゃる方にはいいかもしれませんね。

アシェット・デセール専門店の皿盛りデザート

最後はデザートの本です。
神楽坂にあったCalme Elanという皿盛りデザートのお店(現在は閉店)
のシェフの本で、レストランで出てくるような皿盛りのデザートのレシピが
事細かに記されています。

ここで紹介されているデザートはパーツの数も多く、複雑なのですが、
パーツひとつひとつ全ての工程を画像付きで解説されているので
とてもわかりやすいです。

組み合わせもセンスがすごく、
その組み合わせのパターンを見るだけでも勉強になります。
もちろんパーツひとつだけのレシピをとって
他のお皿に応用したりもできますし、
アシェット・デセールをされている方は
間違いなく買って損することは無いでしょう。

そしてこれもまたもちろんプロ向けの本です。
複雑なお皿ばかりですのでちょっとご家庭では難しいですが、
アイスクリームやムースなどのちょっとしたパーツでも
面白いものがあるので、読んでみると意外と楽しいかもしれません。

終わりに

いかがでしたか?
私も偉そうに言える立場ではないですが、
若手の料理人の方々には本当におすすめの本ばかりです。

あとは私がずっと買っている本で、
3か月に一回発行される、『シェフ』という雑誌があります。

最新のフランス料理の情報を得るならこの本がベストですね。

もしよろしければ皆様おすすめの本をコメント欄やTwitterなどで教えてください。
料理本でも小説でもラノベでも自己啓発本でもなんでもいいです。
気が向いたら読みますので。(多分)

またそのうちおすすめの本紹介の第二回もやりますので
よろしくお願い致します。

それでは本日もお読みいただきありがとうございました。
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