皆様こんにちは、こんばんは。
メリークリスマシタ。
(クリスマスの過去形。来年流行る予定)
今回は発酵バターについてです。
私はフレンチレストランでシェフをしているので、
常に色々なバターに触れる機会があるのですが
その中で本当に
美味しい!使いやすい!大好き!
というドリカムじみた感想を抱いたバターたちを紹介します。
フランスの発酵バターは数多くありますので、
選ぶ際の参考になれば幸いです。
では早速バターたちを
お勧めの使い方と合わせて紹介していきます。
目次
使い勝手が良い
ノルマンディー産・イズニー
まずはイズニーからです。
優しい味わいとしっかりとしたミルクの香りが特徴です。
やはりそのまま食べるのがおすすめと紹介されていますが、
個人的には調理に使うのが相性がいいと思っています。
強くソテーしたりすると優しい香りが台無しになるので
その際は安いバターでいいのですが、
イズニーのような優しく美味しいバターは
ソースの仕上げに加える。
のがおすすめです。
ブールブランソースやバタークリーム、
ワインソースなどのモンテ(油脂でソースに濃度を付けること)
に使うと非常に美味しいソースができます。
中でもこのバターを使ったブールブランソースの美味しさは異常です。笑
好みによっては発酵ではない普通のバターと
半々で使うのもいいですね。
是非お試しください。
ちなみにブールブランソースのレシピはこちら。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
フランス料理のソース『ソースブールブラン』
エシレよりおすすめ!
ポワトゥシャラン産・パムプリー
次はパムプリー。
あの有名なエシレバターのすぐ隣のAOPです。
個人的にこのパムプリーは
パンと一緒に食べるのがおすすめです。
味わいはあっさりめでくどくなく、
それでいて
『ミルク感、コクがありバランスが良いバター』
だと思います。
私は店でもパンと一緒に
このパムプリーの有塩バターを提供しています。
さらに有塩バターは
最高級の塩『イル・ド・レのフルールドセル』
のみを使用しています。
あ、あとエシレよりおすすめってのは個人の意見です。
興味のある方は食べ比べてみましょう。
多彩なフレーバーが売り
ブルターニュ産・ボルディエ
最後はボルディエ。
シンプルなバターもいいですが、
フレーバー付きのバターも美味しいです。
『海藻』
『エスペレット唐辛子』
『柚子』
『バニラ』
などなど、面白いフレーバーが多数あります。
その中でも私が一番おすすめなのが、
『 燻製塩バター 』
です。
スモークの香りが食欲をそそる、
シンプルながらとても美味しいバターです。
そのままパンにつけて食べるのはもちろん、
料理の風味付けやハムサンドに使ったり
使い勝手も抜群です。
フランスの一流シェフも好んで使い、
私が働いていたフランスの1つ星レストランのシェフも
愛用していました。
個人的にもこの燻製塩バターは一番お勧めです。
店売りされていないのが残念・・・
終わりに
いかがでしたか?
バターやチーズなどの乳製品は
どれも輸送費と多額の関税がかかるので値段が高いですが
現地に行くとかなり安く買えます。
旅行に行った際のお土産にするのもいいですね。
ただ夏場は持って帰るのが大変かもしれませんが。
今後はこのバター以外にも
調味料や食材などもプロの目線から見たおすすめを
紹介していこうとおもいますので、
是非ご覧いただければと思います。
それでは本日もお読みいただきありがとうございました。
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