小型スモーキングガンをプロ目線でレビュー【BKLN DINER】

皆様こんにちは、こんばんは。
2、3日間めちゃくちゃ忙しかっただけですごく頑張った気がして、勢いでパソコン購入してしまったってこと皆様一度はありますよね?(反省)

さて本日は調理器具の紹介で、
『小型のスモーキングガン(イージースモーカー)』
についてプロ目線でレビューさせていただこうと思います。

業務用のスモーキングガン自体はわりと昔からあるのですが、大体2~3万円ぐらいする上に結構手入れも面倒でなかなか手を出しづらいものでした。

しかし最近はご家庭でも使いやすいように安価でコンパクト、しかもお手入れ簡単という夢のような製品が出てきています。

ただいくら使い勝手が良くても肝心の性能がダメだったら話にならないので、今回はAmazonで一番人気のありそうなスモーキングガンを購入して、はたしてプロ用としても使えるのかどうか?そしてご家庭で使われることも考慮して、私が感じたメリットとデメリットも合わせて紹介させていただこうと思っています。

では早速始めていきましょう。

目次

今回購入した商品

【BKLN DINER コンパクトスモーカー】

サイズはかなり小さく収納場所をとらないのがありがたいところ。
単三電池と比べてみるとそのコンパクトさがわかりますね。
ちなみに簡単に分解して洗浄することも可能です。

使用の流れ

使用方法はとても簡単で、上部の受け皿にスモークチップをのせてスイッチをONにし、火をつけるだけ。

するとこのようになかなかの勢いで煙が出るので、食材を入れた袋やタッパーなどに煙を充満させて香り付けします。

個人的には掃除の必要の無い使い捨てのフリーザーバッグを使うのがおすすめです。

一回分のチップで大体2~3分間ぐらいしっかり煙がでますので、ある程度のサイズの袋やタッパーは煙で満たすことができますが、例えば半身のサーモンなどの大きなものにしっかりスモーク香を付けようと思うと何回もチップを足して煙を出さないといけないので、あくまでも簡易的にスモーク香を付ける場合に使用するのがよさそうです。

今回、秋刀魚と鴨を燻製してみました。
秋刀魚は身も薄く、香りも付きやすいのでかなり美味しくできましたが、鴨の方はやはり少し弱く感じました。

ある程度の塊の食材にはチップを何度も足して長時間煙を当て続ける必要がありそうです。

レストランでよく見かけるあの演出も簡単

このスモーキングガンを使えばレストランでよく見かける、蓋をとったら煙が上がって燻香をダイレクトに感じてもらえるという演出も簡単に行うことができます。

短時間でそれなりの量の煙を出せるので瞬間燻製に最適の機械といえますね。

使ってみて感じたメリット

メリット①とにかく手軽

なんといってもこれが一番のメリットでしょう。
本体のサイズも非常にコンパクトで、スイッチを入れてチップをのせて点火するだけ、という手軽さは非常に助かります。

また、チューブによって冷たい煙で燻すことができるので、本来冷燻製に必要な食材を冷やすための氷なども必要なく使い捨てのフリーザーバッグで燻製ができるのもありがたいですね。

また本体の手入れもチップをのせるフィルター部分を洗うだけでいいので、大掛かりな器具を用意してそれを洗って乾かして片付けて…という煩わしい作業が必要ないのは私のようなクッソ面倒くさがりには最高のポイントです。

メリット②安価

これも大事なポイントですね。
今回私は¥4,500ほどで購入しましたが、本格的なプロ用のものと比べると非常に安価です。
ちょっとした趣味程度に燻製してみたいという、燻製初心者の方にも手を出しやすいですね。

メリット③瞬間的に大量の煙を出せる

チップの量自体が少ないので火をつけやすく、点火するとすぐに大量の煙を出してくれるので、スモークウッドのように長時間加熱してしっかり燃焼させる必要がないのでスピーディーに作業を行えます。

使ってみて感じたデメリット

デメリット①燃焼時間が短い

これは上記でも触れましたが、スモークチップを入れる受け皿が小さいので1回の燃焼時間が短く、大きいものを燻製したいときや、燻香を強くつけたいときには少々不向きかもしれません。

なのでこのスモーキングガンを使用する際は、なるべく小さめで香りの付きやすい食材(卵やチーズなど)を選ぶといいと思います。

デメリット②スモークチップの受け皿がすぐ目詰まりする

上部のスモークチップの受け皿は、スモークチップを燃焼させたときに出る灰を受け止めるために細かいメッシュになっています。

なので毎回しっかり洗ってあげないと少しずつ目詰まりしていき、煙を吸い込む量が少なくなってしまう恐れがあります。

少々洗いづらく、手も汚れてしまいますがしっかり忘れずに洗いましょう。

まとめ

以上、メリットとデメリットを挙げましたが、結果的にひとことで言えばどうなんや?と聞かれたら、
『大満足です』
と答えます。

この性能と手軽さを考えるとコストパフォーマンスはかなり優れていると思いますし、プロの方でも充分使える良い機材だと思いました。

ただ、やはり大型の店舗などで、大量の食材を燻製にかける場合には逆に時間がかかってしまうので不向きです。

なので小型の店舗で少量の食材にしか使用しない場合、瞬間燻製に使用する場合、一般の方の燻製入門などに使っていただくのが良いかなと思います。

ぜひ参考にしてみてください。

おわりに

今回は普段とはちょっと趣向を変えて調理器具の紹介をさせていただきましたが、いかがだったでしょうか。

また面白いものを見つけ次第ちょくちょく挟んでいこうと思っていますので、よさげな機材などがあればぜひ教えてください。

リクエストなどもコメント欄、Twitterで受け付けていますのでぜひよろしくお願いいたします。

それでは本日もお読みいただきありがとうございました。
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