フランスへ料理留学するときに準備しておくべきこと①



皆様こんにちは、こんばんは。
洗濯機が止まってあとで干そうと思っていたら一晩経っていたってこと結構ありませんか?
ないですかそうですか。

さて本日は、
『フランスへ料理留学するときに準備しておくべきこと』
について、私の実体験をもとにお話させていただきます。

私はワーキングホリデービザを使って1年間フランスで働いていたのですが、
1年という限られた時間は本当にあっという間に過ぎます。
長期的な留学を考えているなら話は別ですが、
私のように短期で行って雰囲気を感じて帰ってこようと思っている、
エンジョイ勢は事前にできることはしっかりやっておきたいものです。

なので私が実際にフランスに行って思った、
『これをやっていてよかった』
『これをもっとやっておけばよかった』
ってことについてまとめていきます。

短期でフランス留学をエンジョイしたい方は是非読んでみてください。

目次

語学の勉強

まあなんといってもこれに尽きますよね。
コミュニケーションがとれないのが一番のストレスになるので、
最低限のフランス語は覚えておくべきです。

とはいえ何から勉強したらいいものか…
と悩むと思いますが私は知り合いにフランス語が話せる方を紹介していただけたので、
その方に授業料をお支払いして教えてもらっていました。

まあ授業回数はしれているのでほとんどが自己流になってしまいましたが、
その中で思ったこと、感じたことを書いていきます。

料理用語を覚える

まず料理人としていくなら一番大事なのは料理用語ですよね。

最悪コミュニケーションが取れなくても仕事はしないと行く意味がないので、
あらゆる料理用語を覚えました。

食材、ソースなどはもちろん、器具、切り方や火入れの名前などなど…
これはできる限り知っていないといけません。

これは辞書などでとりあえず詰め込みましょう。
参考までに私が使っていた辞書を貼っておきます。

そして必死に覚えはしましたが、
実際は覚えただけでは役にたちません。

文字は読めても現場でのやりとりは基本的に言葉なので
聞き取れなければなんの意味もありません。
私はここを甘く見ていたのでなかなか苦労しました。

実際働いていると耳が慣れて聞き取れるようにはなるのですが、
できるだけスタートダッシュをするためにはなるべく耳を慣らしておいた方がいいです。

私はYouTubeでフランス人の料理人の解説動画をひたすら流し続けて、
少しずつ聞き取れる単語を増やしていきました。

しっかりと単語が頭の中に入っていれば、
ほんのわずかずつですが聞き取れるようになっていきます。

そして聞き取れる単語が出てきたらその単語を自分でも発音してみます。

私はちゃんと発音しているつもりなのに、
教えてくれている先生に全く伝わらないという経験を死ぬほどしたので、
ひたすらフランス語を呟いて練習しました。
隣人に通報されそうになるほどに練習しました。

ただこれは実際に使い続けないと身に付かないので、
日本で完璧に発音できるようになるのは難しいかもしれません。
しかし1年弱呟き続けた私のフランス語発音は確実に上達しており、
難しいとされるRの発音なども行ってすぐにわりとできていました。(たぶん)

なのでとりあえずYouTubeの料理動画を見て聞いて呟く、
というのは空き時間に無料でできる良い勉強法だと思います。

料理説明を聞いていると調理中によく使う動詞などもだんだんわかってきますので、
ある程度聞き取れるようになったら
次はそのよく使われている動詞を使えるように勉強すればさらに効率があがるでしょう。
動詞の使い方とか活用は簡単な入門書とかを見れば絶対に載っていますので。



完璧に文章を覚えすぎない

さて私は料理用語をほどほどに覚えたら、
次は実際に現場をシミュレーションして使えそうな文を覚えました。

しかしこれは大して役に立ちませんでした。

しっかり文章を作っても、
あいだの単語の発音が悪かったりとかで正しく伝わらないことがほとんどだったのです。

結局は動詞と物の名前だけを伝えてコミュニケーションをとりました。
もちろんずっとこのままではダメですが、
はじめから完璧に文章で伝えようとするのは正直無理があります。

なのではじめはとりあえず伝わる方法でなんとか伝えて、
徐々に慣れてきたら文を使って会話をするのが良いと思います。
とにかく仕事を貰わないと話になりませんからね。

そのためにも物の名前をしっかり把握しておく必要があるので、
繰り返しになりますがとにかく文法を後回しにしてもいいので
料理用語を覚えて聞いて、発音することから始めましょう。

ちなみに食材は結構その場で『アレ』とか『コレ』とかで伝わりますが、
動きに関する用語は非常に伝えにくいので、
そっちを重点的に覚えましょう。

あとはとにかく仕事を取りに行く

日本である程度経験を積んでいれば、
仕事としてやることは同じなので簡単な単語が喋れたら
あとはそれを使って仕事を取りに行くだけです。

Qu’est-ce que je fais?(ケ・ス・ク・ジュフェ?)
『何をしたらいい?』

Je peux faire quelque chose?(ジュプフェール・ケルクショーズ?)
『何かできることある?』

正直言葉として本当に正しいかわからないまま使っていましたが、
私はこれをひたすら言って仕事を貰っていました。

そしてやり方がわからなければ、

Comment faire ça?(コモン・フェール・サ?)
『これどうやるの?』

と聞きましょう。

出来たら見せて、

C’est bon?(セ・ボン?)
『これでいい?』

と聞いたらOK。
これをひたすら繰り返すだけで、
それなりの経験者なら普通に仕事は成り立つでしょう。

あとは働きながら細々した言葉を覚えていきましょう。
フランス人に教えてもらうとやはり上達スピードも段違いなので
どんどん言葉を使って聞いて学習すれば、
3か月もあればとりあえず仕事するうえであまり困らなくはなると思います。
それまで心が折れない様に頑張りましょう。

※上で紹介した言葉の使い方が間違っていたらすみません。
でも私はこれでやっていたのでたぶん大丈夫です。たぶん。(無責任)



おわりに

今回は語学についてまとめました。
次回は持って行った方がいいものなど、荷物準備についてを書こうかと思います。

そしてあくまでも個人的な体験に基づいて書いているので、
参考までにご覧いただければと思います。

パート2は下記リンクからどうぞ。↓

フランスへ料理留学するときに準備しておくべきこと②

21/06/2019
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