皆様こんにちは、こんばんは。
うっすら温かくなってきましたね。
バイクに乗るのが苦痛ではなくなってきました。
さて本日はよく世間で言われる、
『料理は愛情説』
について書いていこうと思います。
賛否あるかもしれませんが、
世に蔓延る『料理は愛情ハラスメント』を無くすためにも
是非読んで頂ければと思います。
料理は愛情か技術か
さて冒頭でも言いましたが、
『料理は愛情だ!』
というフレーズは誰もが聞いたことがあるでしょう。
『愛する嫁や彼女が作ってくれた料理は、他の誰が作った料理よりも美味しく感じる』
という感じで使われていますが、
皆様はこの考え方についてどういった思いを抱くでしょうか。
これは
『その通りだ』
『美味いけどプロの方が美味い』
『綺麗事だ』
などなど、色々な考え方が生まれる質問だと思います。
この質問に対してわたしは、
『料理は愛情というのは間違いではない。しかし技術があるのが前提』
と答えます。
この冷血人間め!と思われる方もいるかもしれませんが、
ぶっちゃけた話、料理が全くできず味見もしない人間が
愛情だけは込めましたといって誰かに料理を提供するのは罪です。
料理人目線からすると重罪です。
そしてさらにはその罪深き料理に対して、
美味しいと誉めないと不機嫌になったりするような人がいたとするならば
それは超重罪、猶予無しの即実刑クラスです。
この大罪をわたしは、
『料理は愛情ハラスメント』
と呼んでいます。
そこには愛情などといった概念はなく、
自分のプライドを守るための攻撃性があるのみです。
もちろん気を使って美味しいと言った側は愛情といえるものなのでしょうけど、
言わざるを得ない状況だったのならまた話は変わってきますね。
料理は愛情説、私の考え
さて今のところ料理は愛情説を全否定しているような感じになっていますが、
決してそうは思っておりません。
先ほども言いましたが技術があるのを前提条件にするならば、
料理は愛情だと思っています。
まず誰かに食べさせるのであれば
もちろん美味しいものでなくてはいけませんよね。
プロと比べてどうだとか知り合いと比べてどうだという話ではなく、
少なくとも自分が美味しいと思っていなくてはなりません。
なので自分で責任をもって味見をして、
仮に意見を求めるなら何を言われても受け止める覚悟を持ちましょう。
そして相手の事を思うということはその人の好みに合わせて作るということです。
相手の好物を使う、相手の身体を思って味付けをする、などなど・・・
自分が美味しいと思うからという理由で
相手の嫌いな食材を使ってもきっとその相手は喜んではくれませんよね。
プロが作った嫌いな食材の料理よりも、
素人が作った大好きな食材の料理の方が美味しく感じるのは当然です。
なのでこの視点から見ると料理は愛情というのは正しいと言えます。
ただしかし相手の事をどれほど思っていても料理の基礎も何もわからない、
醤油とソースの違いもわからない人間がどれほど思いを込めても不味くなるだけです。
愛情だけでは成立しないのです。
なので、
『料理は愛情というのは間違いではない。しかし技術があるのが前提』
と思うわけです。
終わりに
つらつらと偉そうに語らせていただきましたがつまりは、
提供する側は相手の事を思い、ちゃんと味見をして正しい工程を踏んで
その結果を純粋に受け止める。
食べる側は作ってもらった相手に敬意をはらい、
しっかりと味わう
こうやったらお互い幸せだから思いの押し付けはやめようね。
ってお話でした。
皆様はこのテーマについてどうお考えでしょうか。
気が向いたらコメントで教えていただければ嬉しいです。
それでは本日もお読みいただきありがとうございました。
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