皆様こんにちは。こんばんは。ごきげんよう。
花粉も絶好調でもうすっかり春ですね。
私は衣替えがめんどくさいので真冬と変わらない格好で出勤しています。そろそろ暑いです。
さて本日はとっても地味なレシピをピックアップして紹介させていただきます。
目立たないけどあると何かと役に立つ『オニオンチャツネ』様です。
チャツネは簡単に説明すると、
インドなどの南アジアや西アジアなどで使われているペースト状の調味料のことです。
野菜、フルーツ、ハーブなど様々な食材で様々なレシピが存在するのですが、
今回紹介するのはフレンチのコンディマン(薬味)風にアレンジしたものです。
簡単に作れるのに色々な料理のアクセントに使うことができるので私もよく使用します。
では早速作っていきましょう。
【オニオンチャツネのレシピ】

- 1個・・・・・・・玉葱
- 40g・・・・・・蜂蜜
- 30g・・・・・・シェリーヴィネガー
- 1つまみ・・・・・塩
オニオンチャツネの作り方
①玉葱を微塵切りにし、蜂蜜と塩1つまみと一緒に鍋で炒める。油は使わず極弱火で。

②玉葱から出た水分が全て無くなるまで炒めたらシェリーヴィネガーを加えて、クッキングシート等で落し蓋をする。

↑水分が無くなるまで炒めた状態。決して焦がさないように。
③落し蓋をしたままシェリーヴィネガーを煮詰めきるまで極弱火にかける。

↑シェリーヴィネガーが煮詰まり切った状態。
④味をみて、好みで蜂蜜、シェリーヴィネガー、塩を加えても良い。
⑤完成。急冷して冷蔵庫で保存。2週間を目安に使い切る。

終わりに
いかがでしたか?
主に合う食材としましては、豚肉のソテーや煮込み、仔羊などの少しクセのあるお肉。
青魚のフリットやグリル。フルーツを使ったソースのアクセントなどなど・・・
オニオンチャツネ自体にインパクトのある味がないため、
どんな料理でも甘酸っぱいアクセントをつけてくれます。
あとは用途によって蜂蜜とシェリーヴィネガーの量を調節してもらって、
お好みの味を見つけてみてください。
カレーなどに使う場合はしっかり甘めにして、
ギーを加えて炒めるのもいいと思います。
あと今回は玉葱の形を残していますが、しっかりミキサーにかけてピュレ状にするのもアリです。
ソースなどに溶け込ませる場合はピュレ状の方が使いやすいですね。

このオニオンチャツネを使った料理の一例です。
『自家製ベーコンをピケした帆立貝柱のソテー マンゴーのソースグリビッシュとバジルオイル、オニオンチャツネを添えて』
甘いマンゴーのソースとベーコンと帆立の旨味に、オニオンチャツネのアクセントが素晴らしいバランスを生み出してくれます。
あとは写真が無いのですが、今月のメニューのアミューズでも使っています。
鰺をニンニクとディル、オリーブオイルと共に
45℃で1時間コンフィにして黒胡椒をしっかりと振り、
ハーブ(パセリ、ディル、シブレット)を加えた衣をつけてフリットにしたものに、
酸味を利かせたオニオンチャツネを合わせています。
フィッシュアンドチップスにモルトヴィネガーをかけるようなイメージですね。
地味なヤツですが、皆様の何かのお役にたてれば幸いです。
それでは本日もお読みいただきありがとうございました。
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