皆様こんにちは、こんばんは。
私はきゅうりが好きなのですが、『きゅうりなんかほぼ水じゃん』と攻撃してくる輩には
『おめえも70%は水なんだし五十歩百歩じゃねえか』
と返します。
という妄想をしています。
さて本日は、
『そら豆のクレームブリュレのレシピ』
をご紹介します。
宮城県の郷土菓子に枝豆を使ったずんだ餅というお菓子がありますが、今回はそれをヒントにしてそら豆を使ってみました。
欧米の方は甘い豆に抵抗があるという話をよく聞きますが、日本人は豆をお菓子に仕立てることに抵抗が少ないので、いかにも日本人的なお菓子ですね。
そら豆の香りを活かしつつ、クリームやバニラの香りで嫌な青臭さをマスキングしてありますので、比較的食べやすい味に仕上がったのではないかと思います。
そら豆は旬が短く、鮮度も落ちやすいのでなかなか普段使う機会は少ないかもしれませんが、たくさん手に入ったときにでも試していただけたらと思います。
では始めていきましょう。
目次
冷凍そら豆について
ちょっとレシピを紹介する前に冷凍そら豆について触れていきます。
生の鞘付きのそら豆を購入したことがある方はご存じかもしれませんが、生のそら豆はクッソ値段が高く、しかもひとつの鞘から2~3粒ぐらいしか実がとれないため、今回のレシピのように大量に使用するとその原価に目ん玉が飛び出そうになります。
なので今回は安価な冷凍のそら豆を使ってレシピを組み立てました。
冷凍のそら豆はやはり生のものに比べると、風味、味ともに大きく劣ってしまうのですが、クレームブリュレだとクリームやバニラ、卵、キャラメルなどの他の要素の味が強いので、冷凍でもそれなりに美味しく召し上がっていただけます。
最高にこだわって作るなら生のそら豆。
とりあえず試してみたい方は冷凍のそら豆を使って作ってみていただければと思います。
↑ちなみにこちらが生と冷凍の比較です。
左が冷凍、右が生ですが見た目から全然違いますね。
そら豆のクレームブリュレのレシピ
- 100g 牛乳
- 50g グラニュー糖
- 40g 卵黄
- 1/5本 バニラビーンズ
- 160g 生クリーム40%
- 90g そら豆(ブリュレ生地用)
- 適量 そら豆(具材用)
- 適量 カソナード
※そら豆の分量は薄皮を剥いた状態での計量。
薄皮付きで110~120gぐらいあれば、剥いたら大体90gぐらいになる。
作り方
① そら豆を塩茹でする。
1%の塩水で柔らかくなるまで5分ぐらい茹でる。
既に火が入ったものを使用する場合はこの工程は省略する。
②茹で上がったら氷水に落として急冷する。
③冷えたら薄皮を剥く。
ブリュレ生地用に90g計量し、いくつか取り置いて具材として使う。
具材用は時間があれば同割シロップ(水と砂糖同量で作ったシロップ)につけておくと良い。
④ブリュレのベースを作る。
牛乳とバニラビーンズを鍋に入れて火にかけ、一旦沸かす。
沸いたら火をとめてそのまま10分ほどおいて、冷ますと同時にバニラビーンズの香りを抽出する。
⑤その間に卵黄とグラニュー糖をしっかり混ぜ合わせておく。
⑥牛乳が冷めたらバニラビーンズの鞘を取りのぞき、卵黄とグラニュー糖を混ぜたボウルに加える。
さらに生クリームも加えて混ぜ合わせたらブリュレのベース完成。
⑦ブリュレのベースとブリュレ生地用のそら豆をミキサーにかけ、シノワ(目の細かいザル)で濾す。
⑧すぐに使わない場合は先ほど取り除いたバニラビーンズの鞘を戻して冷蔵庫で保存する。
バニラビーンズの鞘を戻すのはよりしっかりバニラの香りを移すため。
⑨浅めのブリュレ皿に生地を流し、具材用のそら豆を浮かべる。
ちなみに今回の生地の量は80g。
⑩1cmぐらいの高さまでお湯を張ったバットに並べて140℃のオーブンで20分ほど焼く。
⑪皿全体をゆすってみて、中心までしっかり火が入っていることを確認したら取り出す。
そのまま粗熱が取れるまで冷まして、その後冷蔵庫でしっかり冷やす。
⑫表面にカソナード(無ければグラニュー糖でも可)をまんべんなく振り、バーナーで表面をキャラメリゼする。
⑬キャラメルが冷え固まるまで数分冷凍庫で冷やして完成。ウマー。
おわりに
今回は野菜を使ったデザートを作らせていただきました。
そら豆の青い香りはクリームやバニラと非常に相性がいいのでかなり食べやすく美味しいレシピになったと思います。
冒頭でも触れたとおり、冷凍でもそれなりに美味しくできますが、機会があればぜひ生のそら豆で作ってみてください。
ちなみに食べ方のおすすめは抹茶のアイスクリーム添えです。
抹茶の香りと苦みがそら豆にとてもよく合います。
モダンな和食のデザートにも使えると思いますのでぜひ試してみてください。
また、他にも様々なデザートのレシピを紹介しておりますので、そちらもぜひ合わせてご覧ください。↓
それでは本日もお読みいただきありがとうございました。
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