赤ワイン風味のイチジクのコンポート



皆様こんにちは、こんばんは。
ワイヤレスイヤホンを片方だけ無くしたときに即座にあきらめてもう片方も捨てるか、なんとなく捨てられずに置いておくかで性格が計れる気がします。特にオチは無い話ですが。

さて本日は、
『赤ワイン風味のイチジクのコンポート』
をご紹介します。

イチジクは個体によって味のバラツキが多く、また傷みやすいので保存に関しても少々難しいフルーツです。
こういったわがままっ子のフルーツはやはりコンポートにするのが一番だと思います。
コンポートは簡単に言うとシロップ煮みたいな感じですね。

加熱するので保存にも向いていますし、シロップに漬けるのであまり糖度の高くないフルーツでも美味しく食べられます。

加熱時間を調節したら固めの物も柔らかくして食べれますしアレンジしやすく、さらには美味しい無敵の調理法(※個人的な感想)です。

では早速作っていきましょう。

目次

赤ワイン風味のイチジクのコンポートのレシピ

  • 6~8個    無花果
  • 400cc   赤ワイン
  • 100cc   水
  • 250g    グラニュー糖
  • 半個分     オレンジの皮

※お好みでシナモンスティックやクローブ、バニラなどを使っても美味しい。

作り方

①まずはコンポートのシロップを作る。
イチジク以外を鍋に入れて沸かし、グラニュー糖を溶かしさらにアルコールを飛ばす。

②イチジクと、①のシロップを真空パックにする。
イチジクは丸ごとか半割りかお好みで。
半割りの方がシロップが染み込みやすいので作ってすぐに食べられるが崩れやすいので注意。
真空パックが無い場合の作り方は後述。

③90℃の湯煎で固さを見ながら10分ほど加熱する。
目安は完熟のもので8~10分、未熟で20分前後ぐらい。

⑤そのまま常温に戻るまで放置し、常温になったら冷蔵庫で一晩冷やす。

⑥完成。ウマー。
バニラアイスやアングレーズなどを添えてどうぞ。

真空パックが無い場合の調理法

上記の方法は、真空パックとウォーターバス(湯煎機)がある前提での調理法ですが、普通のご家庭にはないと思いますので、鍋で作る場合はどうすればいいのかを綴っていきます。

まずコンポート液のレシピは同じですが、鍋で作る場合はイチジクがコンポート液にしっかりと浸っている状態で調理する必要があるため、倍量で仕込んでおきます。

コンポート液ができたら、そのままイチジクを入れて落し蓋をし、沸騰直前の状態を保ち煮込んでいきます。
湯煎で作るよりも崩れやすいので火加減と火入れ時間に気を付けましょう。

好みの固さまで煮込んだら、そのまま火を止めて常温に戻るまで放置します。

もしこの時点で少し火を入れすぎたかな?となったら、これ以上火が入らない様に氷水にあてて急冷してください。
これは湯煎の時も同様ですね。

終わりに

今回は王道中の王道のイチジクのコンポートを作りましたがいかがでしたか?

ちなみに同じレシピでイチジクを刻んで加え、水分が飛ぶまでしっかりと煮詰めればマーマレードが作れたりもします。
冒頭でも触れましたが、イチジクは保存が難しいので、このようにコンポートやマーマレードにすれば傷むことに怯えずに食べれますね。
また赤ワインを使ったコンポート液は、他にもアメリカンチェリーやアメリカ産のイチゴなどに使っても美味しいです。
スパイスとの相性がいいので、好みに合わせて色々アレンジしてみてください。

また、イチジクを使ったお肉のソースのレシピも公開しています。ぜひそちらもご覧ください。↓

フランス料理の鴨のソース『イチジクのソース』

17/09/2017

それでは本日もお読みいただきありがとうございました。
Twitterで更新情報&お店で出している料理写真などなどを発信しておりますので是非フォローしてください。
宜しくお願い致します。
↓   ↓   ↓

YouTubeでフランス料理の技術動画を投稿しています。
こちらも是非ご覧ください。
【フランス料理のソースの盛り付け方】
◆人気記事◆
美味しいカヌレ完全ガイド
プロの為のフォン・ド・ヴォライユ講座
なぜシェフなのに副業をするのか