フランス料理のソース『トマトソース』




皆様こんにちは、こんばんは。
突然ですがライフハックをひとつ。
雨の日に全身にボディソープを塗りたくってバイクに乗ると、
シャワーを浴びる時間を短縮できますよ。(適当)

さて本日は、
『フレンチのトマトソースのレシピ』
をご紹介します。

一般的にトマトソースはいろいろな料理に派生させやすいように
トマトホールと香味野菜でシンプルに仕上げることが多いと思うのですが、
今回はそのまま料理に使えるようにベーコンとたっぷりめのオリーブオイルで
しっかりと旨味を感じつつ、トマトの酸味と甘みを活かしたソースに仕立てていきます。

では早速始めていきましょう。

トマトソースのレシピ

  • 200g  トマト
  • 200g  トマトホール缶
  • 35g   ベーコン
  • 50g   玉葱
  • 10g   セロリ
  • 50g   ブイヨン
  • 1片    ニンニク
  • 40g   オリーブオイル
  • 1~2本  タイム
  • 適量    塩・胡椒

※ブイヨンは旨味を補うために少量加えてあるが無くても作れる。
もし旨みが足りなければ顆粒のコンソメをひとつまみ加えても良い。

※タイムはお好みで他のハーブで代用可。
(バジル、セージ、パセリの茎などなど)

※トマトホールはカットトマト、又はトマトピューレで代用可。

※できればベーコンは燻製液使用の物ではなくしっかりスモークされたものが望ましい。
今回は下のリンクの燻製生ベーコンを使用している。

トマトソースの作り方

①まずはトマトを用意する。
フレッシュの方は半割にして種をとりのぞき、適当な大きさにカットする。
トマトホールは今回はミキサーにかけたものを使っているが、
あとでどうせミキサーにかけるのでホールのままでも問題ない。

今回、フレッシュとホールの二種類を使っている理由は、
フレッシュだけだと味が安定しないため。
用意するのが面倒ならどちらか片方だけでも作ることはできる。

②他の食材もカットしておく。
ベーコンは千切り、玉葱とセロリは薄切り、ニンニクはみじん切りにする。

③鍋にオリーブオイル、ニンニク、ベーコンを入れて火にかけ、
弱火でじっくりと香りを引き出す。
今回はトマトの風味を活かしたいのでニンニクは色づけない。

④ニンニクとベーコンの香りが出てきたら玉葱、セロリ、タイムを加える。
塩ひとつまみも加えて弱火のまま炒める。
ここでも香味野菜を色づけないように注意する。

⑤玉葱が柔らかくなって甘みが出てきたらフレッシュトマトを加える。
再び塩ひとつまみを加えてトマトが軽く煮崩れてくるまで炒める。

⑥トマトが煮崩れてきたらブイヨン、トマトホールを加えて弱火で煮込む。
煮込む目安はカサが半分ぐらいになるまで。
水分が減ってくると底が焦げやすくなるので注意しよう。

⑦煮込み終えたらタイムを取りのぞき、
ミキサーにかけてシノワ(目の細かいザル)で濾す。

⑧塩とお好みで胡椒を加えて味を調えたら完成。ウマー。
リッチな味にしたければバターをひとかけ加えても美味しい。

ちなみに仕上がり量の目安は今回のレシピで約250g。
煮詰まりすぎたら水を足してのばし、
逆にシャバかった場合は再度火にかけ煮詰めれば良い。

⑨すぐに使わない場合は急冷して冷蔵庫で保管し、3日以内を目安に使い切る。
長期間保存する場合は冷凍してもいいが、解凍の際オリーブオイルが分離してしまうので
盛り付け前にバーミックスなどでしっかり乳化させてから使おう。



おわりに

今回はフレンチのトマトソースの紹介でした。

合わせる料理は鶏肉や豚肉、魚などのカツレツや香草パン粉焼き、
後はもちろんパスタなどに仕立てても美味しいです。
パスタにする際はミキサーにかけずに、
ベーコンや玉葱も具材としてそのまま召し上がっていただくのも良いかなと思います。

食材も比較的手に入りやすいものが多いのでぜひ作ってみてください。
面倒ならブイヨン、タイム、セロリは省いてもそれなりに美味しくできますので。

今回使用したブイヨンのレシピは下のリンクからどうぞ。↓

Anovaでブイヨンを作る【フォン・ブラン・ド・ヴォライユ】

25/01/2019

それでは本日もお読みいただきありがとうございました。
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