フランス料理用語(ピュレ、ムース編)





皆様こんばんは。こんにちは。いただきます。
本日はフランス料理用語の第二弾です。

なんとなくわかるけどなんとなくわからない
フランス料理でよく使う似たような言葉たちを集めました。

『ピュレ』『クーリ』『ムース』『ムースリーヌ』『ジュレ』

これらは結構混同して覚えてしまう人もいるのですが
皆が持っている共通認識として、なんかドロドロした濃度のある液体的な
そういう感じのアレというのがあると思います。

今日はこれらの違いについてお話します。

目次

ピュレ

日常でも一番耳にする機会が多いと思われるこの言葉。

簡単にいうと、野菜やフルーツなどの食材を裏漉しして
濃度のある半液体状にしたものです。

加熱して作るもの、非加熱で作るもの、
別の水分を足して作るものなど、その食材によって作り方は様々です。

クーリ

あまり馴染みがないかもしれませんが
ピュレと混同しがちなこのクーリというものは簡単に説明すると
野菜やフルーツなどの食材を裏漉しして滑らかで
少し濃度のある液体状にしたものを指します。

ピュレと何が違うんじゃいといった声が聞こえてきそうですが
クーリの方がさらっとした液体状なイメージです。

ピュレの方が固く、ある程度形を保っていられるような状態のものを指すことが多いです。

ただこれは明確な線引きがされているわけではないので、
なんとなくそういうものだと捉えていただければと思います。

ムース

これも日常生活で割と耳にする言葉ですね。
直訳すると『泡』の意味です。

スープやクーリ、ソースなどを泡だてたもの、
またはピュレ等に泡立てた生クリームやメレンゲ等を混ぜて空気を含ませたものを指します。

泡を保たせるために少量のゼラチンを加えたりもします。

ムースリーヌ

なんともフランス語っぽい響きのこいつはレストランでたまに目にしますが、
基本的にはムースと同じ意味です。

ただムースリーヌのほうがより滑らかなものを指すことが多いです。

これも明確な定義は存在しないので、その作り手の感性次第ですね。

ジュレ

今ではすっかり一般的になったフランス語のひとつであるジュレ、
これは英語でいうところの『ゼリー』です。

油脂を含まない液状のものにゼラチンを加えて固めたものを指します。

終わりに

いかがでしたか?
結構定義が曖昧なものもおおいので完璧に理解するのは難しいかもしれませんが、
実際なんとなく雰囲気がつかめていれば困ることはありませんので、あまり気にせず大体で覚えましょう。

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フランス料理用語(フォン、ジュ編)

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