アイスクリームマシンを使わずにアイスやシャーベットを滑らかに仕上げる方法



皆様こんばんは。こんにちは。ごきげんよう。

本日は、
『アイスクリームマシンを使わずにアイスやシャーベットを滑らかに仕上げる方法』
をご紹介します。

アイスクリームやシャーベットを仕込む際、そのまま冷凍するだけでは成分が分離してしまって滑らかな状態にはなりません。

なのでアイスクリームマシンを使って、混ぜながら冷やし固めるか、プロの方だとパコジェットという機械を使うのが一般的です。

とはいえアイスクリームマシンも場所をとるし、ましてやパコジェットなんて高価なものも買えない…
という方は今回紹介する、フードプロセッサーを使うやり方をおすすめします。

アイスクリーム自体の作り方に変わりはありませんし、ほとんどの種類のアイスクリームやシャーベットで使える方法なのでぜひ覚えていってください。

では始めていきましょう。

目次

フードプロセッサーでアイスやシャーベットを滑らかに仕上げる

注意
アイスやシャーベットが固すぎるとフードプロセッサーの故障の原因となります。
特に家庭用の物は刃の強度も弱めなので、様子を見ながら回すか少し溶かし気味にして柔らかい状態で作ってください。

①アイスやシャーベットを普通に仕込み、フリーザーバッグなどに入れて薄くのばした状態で冷凍する。

ちなみに今回はピオーネのシャーベットを使用。レシピは下のリンクからどうぞ。↓

ピオーネのシャーベットとソース、白ワインのジュレのレシピ

01/10/2019

②しっかりと凍ったらフリーザーバッグから取り出し、包丁で小さめにカットする。
柔らかいものは手で砕いても良い。

③フードプロセッサーに入れて回す。
この時、時間をかけすぎてしまうとアイスやシャーベットが溶けてしまって分離する原因になるので、なるべく手早く行う。

④回すものによってはムラが出る恐れがあるので、うまく混ざらない時は適宜止めてゴムベラなどで混ぜてやると良い。
滑らかな状態になったら容器に入れてしっかり冷やし固める。

⑤完成。ウマー。

グラニテも同様に作ることが可能

グラニテを作る際、普通はバットなどに薄くのばして冷凍庫に入れて時々かき混ぜながら冷やし固めていく…
というやり方をすると思うのですが、上記の方法を使うとその手間を省くことができます。

同じようにフリーザーバッグで薄く凍らせてから粗く砕いてからフードプロセッサーにかけて作るのですが、グラニテはパラパラとしたかき氷状にしたいので、より手早く作業を行う必要があります。

もし時間がかかってしまってちょっと溶け気味になってしまった時は、使用前にフォークなどで砕いてあげるといいかなと思います。

フードプロセッサーも無い場合は

アイスクリームマシンもフードプロセッサーもないけど滑らかなアイスが作りたい!
という方は、分離しづらい素材を使ったアイスクリームを作ってみましょう。

おすすめは蜂蜜のアイスクリームです。
蜂蜜は保水性が高く、水分が分離してシャリシャリになってしまうのを防ぐため、作ってそのまま凍らせるだけでそれなりに滑らかになります。

フレーバーを付けたバニラアイスのバリエーション

10/07/2019

また他にもトリモリン(転化糖)を砂糖の代わりに使ったり、キャラメルをベースに使っても分離しにくいアイスクリームを作ることができますので、ぜひお試しください。

終わりに

今回の方法は私も実際に同じように作っているのでおすすめです。

もし冷凍庫のスペースに余裕があるなら冷凍庫に入れて使用する安価なアイスクリームマシンを買うのも良いですが、特に小規模のレストランの冷凍庫は常にいっぱいいっぱいのはずなので、今回の方法の方が冷凍庫のスペースを圧迫しないのでやりやすいと思います。
フードプロセッサーは大体の店舗にありますしね。

あと先程も書いた通り、フードプロセッサーのパワーによってはモーターに負荷がかかって故障の原因になる場合もあります。
なのでそれなりに性能のいいものをつかうか、業務用のものを使用してください。

それでは本日もお読みいただきありがとうございました。
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