皆様こんにちは。ズドラーストヴィチェ。
夏の終わりがうっすらと見え始めた気もしないこともない、
そんな今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
本日は、
『自家製バジルオイルの作り方』
をご紹介します。
バジルを使ったペーストでジェノベーゼというものがありますが、こちらはそういったしっかりしたソースではなく、料理に少し香りを添えるために使います。
また、今回のものはバジルに火を入れますのでフレッシュで鮮烈な香りはなく、非常にマイルドな仕上がりなので多くの料理に合わせやすいのも特徴ですね。
なので是非ストックしておいていただいて、ホームパーティーなどで高い位置から見せびらかすように使ってみてください。
バジルオイルのレシピ
- 30g バジル
- 150g ピュアオリーブオイル
- 10粒 粒黒胡椒
※バジルは約2pc分使用。
※もし冷蔵庫で保存したい場合はオリーブオイルだけでは凝固してしまうので半分をサラダ油に代えると良い。
バジルオイルの作り方
①すべての材料を鍋に入れて弱火にかけ、60℃ぐらいまで温める。
黒胡椒は無くてもいいが、入れたほうがバジルの香りのスパイシーな部分が強調されてより美味しくなる。

②オイルの温度があがったらそのまま半日から1日、温かいところ(理想は50℃前後)に置いておく。
もし家庭で温かいところが無ければ時々火にかけて50℃ぐらいまで温度を上げて、そのまま放置してを何回か繰り返せば香りは出る。

③シノワ(又は目の細かいザル)で濾す。
濾す際はバジルの葉を押しつぶさずに自然に落とすと、余分な水分が出ないので保存性が良くなる。

④完成。密閉容器やディスペンサーに移して常温で約2週間ほど保存可能。


終わりに
今回のバジルオイルはカプレーゼやサラダ、魚介類のソテーなどにかけたり、ヴィネグレット(ドレッシング)のベースにしたりと様々な料理に使えるので非常に便利です。
ちなみにバジルを他のハーブにかえても作れます。
ローズマリーやタイム、ミント、ベルベーヌ、オレガノ、又はそれらのハーブをお好みでミックスしたり、にんにくや鷹の爪を加えてみたりと発想次第で色々な香味油が作れます。
作るときの注意点は、決して温度を上げすぎない事です。
タイムやローズマリーの香りは強く残りやすいので適当でもなんとかなりますが、バジル、ミントなどは温度を上げすぎると香りが変わってしまいます。
もし、にんにくとバジルのオイルを作りたい!となったら、まずはオイルとにんにくだけを加熱して、にんにくがうっすらと茶色くなるまでじっくりと加熱しながら香りを移したら、にんにくを取り出して、オイルの温度を60℃以下まで落とします。
そこからバジルを加えて今回と同様の方法で香りを抽出したら、バジルのフレッシュな香りがありつつもにんにくの香ばしい香りもあるオイルができます。
それぞれの最適な温度を見つけて調理するのがポイントですね。
お好みのハーブやスパイスでオリジナルオイルを作って色々な料理に役立ててみてください。
レストランでは様々な香味油を使用していて、そのうちの一部を紹介した記事もありますので、ぜひ合わせてご覧ください。↓
それでは本日もお読みいただきありがとうございました。
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